11月
29
第3回AGI汎用人工知能討論会-激突!人工知能は数理で作るか?回路で作るか?-
「激突」とは言うものの結局いつも通りまったりと。ー今回は最後に重大なお知らせがあります!!!ー
主催 : ICI技研
募集内容 |
討論参加枠(話す人) 無料
先着順
観覧参加枠(観る人) 無料
先着順
|
---|---|
申込者 | 申込者一覧を見る |
開催日時 |
2022/11/29(火) 21:00 ~ 22:30
|
募集期間 |
2022/11/23(水) 12:00
〜 |
会場 |
ZOOM開催 オンライン |
参加者への情報 |
(参加者と発表者のみに公開されます)
|
イベントの説明
***** 今回のテーマはAGIについての工学的な実装形態について *****
「まだやるの?」と言われつつ第3回目のAGI汎用人工知能討論会を開催したいと思います。
今回は「AGI汎用人工知能をどう作るか?」といった方法論についてテーマを設定してみました。実は現在のAGI研究界隈におけるそのAGIの実装手法について主に2つの潮流に分かれて行われていることをご存じでしたでしょうか?
・数理的手法 ー 数学、数理サイエンス、データサイエンスなどを駆使して人為的に設計した数理アルゴリズムに基づきAGIを実現する手法。どちらかというとソフトウェア的な検討思想。米OpenAIが代表格。現状ではメジャーな方。
・回路的手法 ー 基本的に人間の生体脳をモチーフとした生物模倣工学に基づいてその神経回路(コネクトームアーキテクチャ)を実装する方向でAGIを実現する手法。どちらかというとハードウェア的な検討思想。米BlueBrainProject等が代表格。現状ではマイナーな方。
つまり、空を飛ぶのに「鳥のはばたきを完全に模倣して飛ぶか」、「飛行機のように機能的、合理的に飛ぶか」という技術的な選択に通じるお話しになります。これを突き詰めますと、目指すべきAGIにどのような機能まで実現させたいか等といった重要な検討にもつながると考えています。
本討論会の最初には主催者(ICI技研)から今回のテーマについての事前説明を行い、その後に例えば以下のような設問に関連する論点について討論できればと考えています。
〇設問1:ズバリAGI(強いAI)を工学的に実現するには具体的にどういった実装手法が必要か?
・今のところGPT-X、DALLE、PaLMなんかがかなりいい精度が出せてるし(さすがGoogle)、このままTransformer(Attention)やその改良モデルをベースにAGIまで行けるんじゃね?
・いや、実際に人間の脳内でベクトルパラメータを用いた数値演算処理なんてやってるとは思えないから所詮ニセモノでしょ?もっと脳科学に基づいた違う情報処理アプローチを考える必要あるんじゃないの?
・いやいやいや、さすがに魂(ゴースト)は人工的に作れないから本物のAGIなんてそもそも無理っしょ。。
〇設問2:西暦20XX年、とうとう人類がAGI汎用人工知能の実現に成功しその商用化が始まった!究極的にはどんな実装形態になるかを予想!
・GPUがもっと高性能化して個人用PCにパーソナルAGIを搭載。
・さすがにスーパーコンピュータ(もしくは量子コンピュータ)までは必要だからクラウドサービスで利用。
・ニューロモーフィックデバイスまで実用化して個人用PCにデュアルCPU搭載、AGIをエージェントインターフェースとして利用。
〇設問3:つまりAGI技術ってIT技術?新しいコンピュータ?
もちろん上記の論点以外でも自由にご主張されても構いません。AGIに関するなら脱線OK!主催者からも脳科学の知見に基づいた「ブレインモルフィックプロセッサアーキテクチャ」についてご提案する予定でいます。※その他参考キーワード:Transformer、Attention、GNN、ベクトルパラメータの埋め込み、大脳新皮質、海馬体、大脳基底核、ニューロモルフィックデバイス、等。
また後半では前回と同様にフリーテーマで広くAGIについての意見を交換できればと思います。議論を重ねることで参加者皆様の知見を深めて頂ければ幸いです。
そして今回は5人の討論参加者枠とは別枠の観覧参加枠を100人分ご用意しました。
そして!今回分から後日Youtubeでの配信公開も予定しています。
また、今回の討論会の最後には主催のICI技研から大変重大な発表もあります!お見逃しなく!!!
興味のある皆様の広いご参加をお待ちしています。
***** 本AGI討論会シリーズの開催趣旨説明 *****
回帰分析器、多クラス分類器としてのニューラルネットワーク(ディープラーニング)と、それを用いたAI応用技術については今般研究開発が盛んではありますが、その先の汎用型AI研究についてはまだまだ民生的に根付いた議論の場さえ少ないのが現状です。そこで少人数ながらも興味を持つ一般の方たちのための最初の入り口となる草の根討論の場を設けたいと考えました。
本AGI討論会イベントにおいて議論する対象の「AGI汎用人工知能」とは、特化型AIに対して汎用性を有するもの以上に知的処理までもが可能ないわゆる「強いAI」を指すものとし、その実現に必要な機能や構成について工学的な観点でまったりと(しかしそこそこ本気で)話し合うことができればと思います。
この分野はまだ世界中の誰一人として正解と言えるものを見出せておらず、権威も何もない状態です。誰が何を言ってもそれがウソかホントか、何が正しくて何が間違っているかなど他人が断言できないように思います。難解な数学・数理アルゴリズム・データサイエンスで説明する必要性も全くありません(簡単な哲学は入れざるを得ないと思います)。AGIの実現可能性自体の検討、研究開発することの意義や倫理的な問題も含め、遠慮なく自由闊達な意見交換ができればと。
最低限ディープラーニングについての一通りのお話しが分かれば十分です。かの有名技術企業の創業者が言われた「技術議論はワイガヤがいい(ワイワイガヤガヤ議論する方がいい)」との言葉どおりにメンバー間での遠慮や気兼ねのないスタイルを考えています。おやつでもつまみながら気楽な参加をどうぞ。ただし、イベントメンバー間での完全な守秘義務の設定が難しいため発言される内容についてはその点のご配慮をお願いします。
主催者自身も独自発案の「意味表象モデルデータ」をベースとしたニューロコンピューティング原理について既に特許出願しており(国際公開WO 2022/030506)、今回のイベントで本原理に関する提言と説明を行う予定です。(事前参考資料は FBページ【合同会社石井技術開発研究所(ICI技研)】 https://www.facebook.com/icigiken1 まで)
プライバシーに配慮し、開催時における各参加者ご自身のカメラ撮影の有無又はアバター撮影はご自由ですが、討論参加者が発言される際には円滑な進行を考慮してマイクを介した音声(スクランブルも許容)での発言をお願いします。
なお、イベント運営に不備がありましたら遠慮なくご指摘頂けますと幸いです。
今年も残すところ1か月余り、皆様の気楽で熱いご参加をお待ちしております。